2015年5月10日日曜日

なぜチャネルキャットフィッシュ釣りに練り餌やレバーが使われるか

ウナギやナマズなど肉食性の強い淡水魚を捕らえる場合、餌を用いて釣り上げることが多い。

生きた餌しか追わないタイプの魚を除くと、特に魚肉(特にサバなどの青魚)が効果的である。

海でも川でも対肉食魚の万能餌となるサバの切り身。青魚特有の脂とにおいの強さが肝。チャネルキャットフィッシュにも非常に効果が高い。

畜肉・鶏肉、あるいは練り餌でも釣れないことはないのだが、使用するケースは稀と言える。
やはり、匂いが魚肉やミミズほど彼らの食欲に訴求しないようだ。

しかし、主に動物質のエサを食う(厳密には雑食性だが)チャネルキャットフィッシュを対象とした遊漁では日本においても原産地のアメリカにおいても、牛や豚、鶏のレバーあついはパテ状の練り餌が好んで使用されている。

霞ケ浦にて、豚レバーで釣り上げられたチャネルキャットフィッシュ


チャネルキャットフィッシュ用の練り餌。なんとチーズ風味。頭にくるほど臭い。オクラホマのガソリンスタンドにて。

なぜおとなしく青魚を使わないのか。
サーモンでもいい。イカでもいい。
なぜわざわざレバーなのか。
練り餌に至っては釣具屋に行かないと買えないんだから入手が面倒くさいだろうが。

不思議というか納得いかなかったのだが、昨年オクラホマ~テキサスを訪れてようやくその理由が分かった。
アメリカの内陸部では鮮魚が買えないのだ。
ウォルマートのような大型スーパーにも日本で言うところの「鮮魚コーナー」は無い。
「鮮魚店」なんてものは概念すらもぞんざいしないのではないか。
肉と野菜は専門の売り場があり、品数もそこそこ揃っているのに生の魚はまったくと言っていいほど無い。

ウォルマートの生鮮食品売り場。野菜と肉はあるのに、鮮魚は皆無。もっと家庭でテリヤキやシオヤキを食べなさいよアメリカ人。

冷凍食品コーナーにチンするだけ、あるいは揚げるだけで召し上がれますよという調味済みのタラ料理がほんの少しあるだけだ。
これはちょっとキャットフィッシュの餌には色々な点で適さない。

しかし、生レバーは精肉コーナーで入手可能だ。
チャネルキャットフィッシュの採餌は嗅覚に頼る部分が大きいので、血を多く含んだレバーはその匂いを水中に広く拡散するらしい。

実際に試してみると、なるほど青魚には及ばないまでも集魚力は高く、針からも脱落しづらい。
なかなか優秀な餌だった。

確かに、日本でも精肉加工場の排水周りはウナギ釣りの好ポイントになったりするのでさほど不思議ではないかもしれない。

また、大型スーパーやガソリンスタンド内のアウトドアコーナーの釣り餌売り場には
生の餌が無い代わりに練り餌や塩漬けの小魚が並ぶ。

キャットフィッシュ用だというシャッドと呼ばれる小魚の塩漬け。しかし、なぜよりによって緑に着色したのか…。この辺のセンスもアメリカン。

店員に聞くと、「どれも良く釣れる餌だが、すげえ臭いぜ!」とのこと。
確かに練り餌はチキン、小魚、ブラッド、レバー、チーズ…とフレーバーが豊富で、そのどれもが開封前からほのかに悪臭を放っている。

要は臭けりゃ臭いほどよく、もっと言えば臭けりゃどんな餌でもとりあえず釣れるのだ。

さすがに効果は魚肉やレバーなどの生餌に劣るだろうが、こうした餌ならいつでも入手できるし扱いやすい。
常温で保存、運搬できるのも雑…じゃなくておおらかなアメリカ人の気質に合っているのかもしれない。
臭いけど。


…アメリカでチャネルキャットフィッシングにレバーや加工餌が多用されるのは、「その方が釣れるから」ではなく
「そもそも新鮮な魚介を入手できないから」という日本では考えられない問題が背景となっていたようだ。

ちなみに、オクラホマでチャネルキャットフィッシュ(とブルーキャットフィッシュ)を釣っていた地元民はストライパーというスズキ科の魚を短冊状の切り身にして、周囲の釣り人に大きく差をつける釣果を上げていた。
どうやら、自身で釣り上げたものを捌いて餌にしたらしい。

やはり、新鮮な生餌が一番ということは現地でも周知の事実ではあるのだろう。

ストライパー。海~純淡水域まで広く分布する魚。

ストライパーで釣れたブルーキャット。霞ケ浦水系にも少数生息していると言うが、実際はどうなのだろうか。

キャットフィッシュはアメリカの内陸部ではフィッシュフライの材料として非常にポピュラーな食材。実際、クセも無くおいしい。


では、なぜ一年中新鮮な魚肉が手に入る日本でもレバーや練り餌(アメリカからの輸入物)が使われているのか。

…これは単純に釣り具業界ひいては釣り人がなんとなくあの「アメリカンスタイル」に倣っているためだと考えられる。
霞ケ浦水系でこの魚を対象とした釣りが流行り出してからまだ日が浅い。
ノウハウは原産国のアメリカに求める他ないため、自然と現地の流儀に従うこととなったのだろう。

そういえば、数年前に茨城の釣具店で「チャネルキャット用練り餌、アメリカから入荷!」というポップの下に割高で陳列されているのを見た時は「この半値でサバかサンマ買えばいいのに…」と思ってしまったものだ。

まあ、先にも書いたように保存が効くなどのメリットはあるが。

あと、チーズ風味だ何だという日本ではありえないセンスの餌で魚を釣るというのは単純に楽しい。
時季と場所さえ選べば、本当に何でも釣れる魚なので色々とエキセントリックな餌を追及するのもいいだろう。

とりあえず、パンの耳、よっちゃんイカ、グミキャンディー、鶏のから揚げ、たこわさで釣れることは個人的に確認している。

2015年4月28日火曜日

タウナギを指で釣ると結構危ない

もう昨年の話になるが、釣り雑誌用に奈良でタウナギを取材した。

二年連続の奈良だが、水田の用水路と小川にしか行かなかった。
丸々二日間、観光など一切せずにひたすらタウナギを追っていた。


…ところで、シーズンさえ外していなければタウナギを釣るのは非常に簡単である。





姿を見つけてしまえばこのように、







ライトの光で照らしながらでも果敢にルアーやエサに食いついてくれるのだ。







難しい点があるとすればただひとつ。
ねぐらとなっている石やコンクリートの隙間から引きずり出すのが意外と大変なことくらいか。

では、なぜそんなに時間を要したか。

…取材の合間にいらんことをして遊んでいたからである。
前年に不完全燃焼で終わった「自分の指を餌にタウナギを釣る」という、何の意味も無いチャレンジを再度実行したのだ。




結果、膨大な時間と試行回数を費やしてミッションコンプリート。

が、この写真を撮影した直後、非常に恐ろしい目に遭う。
タウナギが魚体をねじって釣り糸を巻き込み、指に巻き付いたのだ。


頑丈なPEライン(釣り糸)が指に食い込む。
この時は割と太め(6号)のものを使用していたので大事には至らなかったが、もしこれが1~2号の細いとだったら指の肉が深く切れていたかもしれない。

針のかかりどころによっては、こちらの指にも刺さって目も当てられない光景が展開されたことだろう。

タウナギはウナギやアナゴほどは巻き付く性質が強くないので甘く見ていた。


危険なので、みなさんは決してこの釣り方を真似しないように。
…言われなくてもしないか。


ちなみに、今回も釣り上げたタウナギは美味しくいただいた。
やはりこの魚には中華風の調理が合う。

2015年3月11日水曜日

ハクレンを食べるなら、捕獲するエリアの水質に気をつけましょう


つくば市に住んでいた学生時代、よく利根川でハクレンを釣ってはおかずにしていたものだ。

そして先日、関東へ出向いた際に知人のリクエストによって、またもこの魚を食べることになった。

今回は諸事情により荒川産のハクレンを用いることになったが、
ハクレンは生息する水域によって食味が大きく異なると聞く。

荒川産のハクレン

利根川産の個体は臭みも無く食べやすいのだが、荒川産のものはどうだろうか。

荒川と言っても広いので一概には言えないのだが、少なくとも僕の知るハクレンポイントは水がやや淀んでいて不安を煽ってくれる。

フレンチシェフVS荒川ハクレン

しかもなんと、今回は釣り好きのフレンチシェフも助っ人として同行してくださることに。
これは頼もしい。

北風の吹きすさぶ中、中型の個体をサクッと一匹釣り上げて締め、急いで調理場へと運び込む。

香草漬けにする、あるいは酒や牛乳で洗うなど、あらゆる臭い消しを試みるが…。

さすがはプロの料理人。素晴らしい手際で下拵えをこなしていく。

しかし、問題はそこから。
この荒川ハクレン、利根川産のそれとは比較にならないほど臭みが強い。

考えつく限りの手を尽くして臭み取りを敢行する。
調理法も、高温の油で臭いを消し飛ばすべく初手から通して揚げ物オンリー。

油で揚げても臭みを飛ばしきれない。

…が、駄目。
何をしても泥臭さと青臭さが抜けない。

利根川産のものも皮と身の間に川魚特有の臭みはあったが、皮を引いて酒で洗えば気にならなくなったものだ。

だが、こいつは違う。そんな甘いものじゃない。

しっとりと脂の乗った肉は一見すると非常に美味しそうなのだが、実はこの脂が臭みの元凶であるらしい。
これはどうしようもない。

ミンチにして脂が抜け切るまで洗浄しまくるしかないだろう。
もっとも、そこまですればバラムツやアブラソコムツですらも食えるようになるだろうが。

結局、臭みが残り放題のまま四人がかりで食べきった。

一人、二人ではとても無理だったろうと思う。

10日間くらい泥抜きできれば話も違ってくるのだろうが、相手がハクレンではそれも現実的ではない。

おそらく、もうあのエリアで採れたハクレンを口にする機会はもう二度と無いだろう。
ハクレンを釣って食べる場合、水質の良いポイントを厳選すべし。ということを教訓として学ぶことができた。

…プランクトンフィーダーや泥食み系全般に言えることだろうが。

2014年12月2日火曜日

セアカゴケグモに咬まれた -症状と経過のメモ-

セアカゴケグモ咬まれたので、その症状について簡単に書き留めておきます。



当初、この件をブログ等で下手に公開するのはちょっとどうなのかなと考えていました。
ですが実際に咬まれてみて、これは日本語による具体的な症例の解説を現状より一つでも多く残して周知に貢献すべきだと思い至り、公開することにしました。

というのも、このセアカゴケグモによる咬症が
日本人が想定する一般的な「毒虫による虫刺され」の症状からあまりにかけ離れていたためです。

簡潔に述べると、まず「咬まれた瞬間はほぼ無痛」であり、「自覚症状が咬まれてから時間を置いて」、「咬み跡からやや離れた部位に」、「疼痛や麻痺という特殊な形で現れ」、その後「時間の経過とともに患部が拡大してく」のです。

ということはつまり、もし野外作業中などにセアカゴケグモに咬まれてしまったとすると、即時の痛みは軽微であるため、咬まれた際にはクモの存在には気が付けないかもしれません。
その場合、症状を自覚する頃には犯人いや犯蜘蛛は遠くへ逃げ去っている可能性が出てきます。

しかも、症状はとても虫刺されとは思えないタイプの痛みや痺れとして知覚されます。

姿も見ないまま、毒虫を連想することのできない症状が突然出てきたとなると、「これはどうやらセアカゴケグモにやら
れたな!」と推察することはなかなか困難でしょう。

症状が軽い場合でも、体の一部へ唐突に原因不明の痺れや痛みが出てくると、治まるまでは不安で仕方ないでしょう。
万が一症状が重く、治療が必要になった場合などは、原因がハッキリしていないと適切な処置を即座に受けられない可能性も出てきます。

この子が咬んでくれました。

(実際、原産地のオーストラリアでは乳幼児がセアカゴケグモに咬まれる事故があるようです。
この場合、クモがその場を離れてから痛みで泣きじゃくり、事故の発生が初めて認識されるようなケースが出てきます。
それだと外傷を見つけることも症状を問診することもできないので、クモによる咬症だと断定するのがとても困難になるのだとか。)

そう言った状況に陥るのを防ぐ、あるいは少しでも早く打開するためには、具体的な症状が周知されることこそが第一歩なのではと考えらます(まあ、滅多なことでは咬まれたりしないとは思っていますが…。)

それでは咬まれた当時のメモ(加筆修正済み)を公開していきます。

2014年11月8日(土) 大阪府某所

12:39 
セアカゴケグモに左手人差し指の付け根(手の甲側)を咬まれる。
ほんの僅かにチクリと痛みはしたが、「ん?今のは咬んだのか?」と確信を持てずにいた。
いわゆる「甘噛み」で、毒素はまともに注入できていないのではと。
だが、神経を集中すると確かに軽く痛痒い。
この時点ではまだ赤みや腫れも出ていない。


12:41
1分2分と時が経つごとに、咬み跡がヂリヂリ、ジンジンと痛み始める。ほのかに赤みが出始める。


毒の影響が時間差で出てくるのか!たったあれだけの甘噛み(だとこの時点では思っていた)でこれかよ!?ガッツリ咬まれたら相当痛いのだろうな…と戦慄する(実際はガッツリ咬まれています。)


12:45
左腋が痛み出したような気がする。だが手首や肘には症状出ず。気のせいか?
いや、明らかに痛みだした。腋の方が咬まれた箇所よりも痛い。間違いなく毒の作用だ。甘噛みでよかった(呑気なことに、まだ甘噛みで済んだのだと思い込んでいる)。
こんな毒は初めてだ。痛いが面白い、と感じる。
ハチは刺される際に激痛を伴うが、神経毒は注入時は痛くないのだな、などと考える。

12:56
左腋の痛みが明らかに強まる。これ以上強く痛むと日常動作に支障が出る。これが痛みのピークであってほしい。
などと言っているそばから左胸が痛み出す。少しばかりの危機感を覚える。
また、ここでようやく「あれは断じて甘噛みではなかった」ことを確信する。

12:58
左脇から左胸が腫れぼったく、鈍い痛み。蜂毒や筋肉痛とは異なる疼痛だ。
膝の成長痛がこんな感じだったような気がする。

13:03
また胸と腋の痛みが少し強くなる。だんだん左腕全体に力が入らなくなってきている。
腕全体に鬱血時のような鈍い痛みと痺れを感じる。
明らかに左手の握力が落ちている

13:20
咬み跡の痛みが増した気がする。
手と腕に全然力が入らない。麻痺しているのだ。
まるで左上半身だけが過剰なウェイトトレーニングを一気にこなした後のように脱力している。
もし今魚釣りに臨んだら、さほど大きくない魚でもやりとりするのがかなり苦しいだろう。そこそこのサイズの魚にさえ、簡単に竿を持っていかれてしまうだろうな。などと考える。

13:30
人差し指が痛みだす。
骨がというか神経が痛い感じ。骨の芯だけを打ち身したような…。

13:36
たぶんここが痛みのピークだろう…。そうであってくれ。と、祈る。
(翌日に友人らと大物狙いの釣りに出向く予定だった。)
握力がほとんど無い。拳は握れるが、ペットボトルの蓋は開けられなさそう。

13:52
また少しだけ痛みが強くなった気がする。(どうやらここが痛みのピークだったらしい。)


咬み跡はほんの少し腫れたかなという程度の変化。
なお、これ以上腫れや赤みが増すことはなかった。


14:01
脇の痛みが引き始める。咬み跡から人差し指にかけては依然痛いまま。

14:07
指の痛みも握力もかなり回復。今ならもう多少の大物釣りにも行けそう。

14:23
順調に痛みが引いてはいるが、まだ痛いことは痛い

14:36
現状維持。なんだか、左上半身だけ朝から肉体労働に従事してきたような倦怠感。

15:35
もはや一番気になるのは咬み跡および人差し指に。

15:53
脇と胸の痛みはほぼ消えた。違和感は少しあるかも。手はまだ痛い。いや、やっぱり胸と腋もまだちょい痛い

20:20
手だけまだ痛い(特に噛み跡)。

23:27
布団で横になっていると、脇と胸がまた少し痛みだす。

翌 2014年11月9日
3:00 
噛み跡と指はまだ痛い。なんか痛みのタイプがハチなど普通の毒虫による咬症に近くなったような印象を受ける。

6:00
噛み跡が普通に痛い。ズキズキした痛み。
冷水や氷で冷やすと、その間は楽になる。

11:18
痛みが引いてきた。

16:30
手をグーパーと握ると咬み跡が痛む。

20:00
咬み跡を触ると少し痛い

翌々日 2014年11月10日
09:00
咬み跡を触るとほんの少し痛いが、生活に支障をきたしたりするレベルではない。
ほぼ気にならない程度。

2014年11月19日朝 (咬まれてから11日後)
痛みはまったく無い。完治!
と思いきや、噛み跡周辺の痒みが多少残っている。

2014年12月1日(23日後)
咬み跡を撫でるとまだわずかに痒みを覚える。しつこい!
だがもうさすがに完治したと言っていいだろう。
ただし、咬み跡は未だ(ほんの小さくではあるが)
赤く残っている。


…とまあ一部始終はこんな感じです。

時間が無くなってしまったので、今日のところはこの辺で。
さすがにとっ散らかっているので、今週中に時間を見つけて追記及び整理をします。

それでは一旦失礼します。

2014年9月21日日曜日

「外来魚のレシピ」

この度、外来魚(一部、爬虫類と貝類を含む)に関する書籍が発売されました。


「外来魚のレシピ 捕って、さばいて、食ってみた」

出版元は理工書などで有名な地人書館さん。
縁というのは不思議なもので、学生時代から親しんできたあの「外来種ハンドブック」の担当編集者様からお声をかけていただき、初の書籍出版と相成りました。

基本的な内容は、過去にニフティのデイリーポータルZに掲載された外来魚水生生物の採集・試食記事に加筆修正と二本の書下ろしを加えてまとめたものです。

収録されているのは



(マーブル&アルビノ)ウォーキングキャットフィッシュ


アフリカマイマイ


オオクチバス


ブルーギル


チャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)


タウナギ


ソウギョ


ハクレン


カワヒバリガイ


カミツキガメ


カムルチー


モザンビークティラピア(カワスズメ)


アリゲーターガー


マダラロリカリア
の14種。

完全書下ろしはウォーキングキャットフィッシュとアフリカマイマイで、他にもマダラロリカリア(プレコ)の章へは表紙カバーにも載っている丸焼き(香草詰め)を追記しました。
新要素は沖縄ネタばっかりですね…。

Amazonなどのネット書店でも購入できますが、
書下ろしがウケたのか予想を超えた好評をいただいており、現在各所で売り切れ、品切れが相次いでおります…。
間もなく入荷するはずですので、どうかお待ちを。申し訳ございません。

本体価格は2,000円。
外来種問題に関心の無い方もお楽しみいただける内容になっております。
ぜひぜひお手に取っていただけたらと思います。

2014年6月30日月曜日

外来種たちの故郷・米オクラホマ州旅行

友人らに誘われ突発的にアメリカはオクラホマ州とテキサス州へ行ってきました。
主な目的は魚釣り。

オクラホマ、テキサスの淡水域と言えば古代魚をはじめ各種淡水魚とカメの宝庫です。

オオクチバスやチャネルキャットフィッシュ、カミツキガメなど日本でもなじみになってしまっている外来種たちのネイティブな姿を見ることも個人的な楽しみの一つでした。

実際、毎日のように「あっ、お前日本で見たことあるぞ!」な生物に遭遇できました。

初日に立ち寄った釣具店にはバス、チャネルキャット、アリゲーターガーの立派な剥製が。

 

ナマズ釣りの名所らしいある川では地元民が大型のブルーキャットとチャネルキャット を爆釣!
…している隣で小ぶりなチャネルキャットの幼魚をゲット。
自然下で出会えると素直にうれしいですね。

同じ河川ではミシシッピアカミミガメにも遭遇。
「アカミミだ!」と思って近寄るとリバークーターやチズガメだったというケースも多数。
さすがオクラホマ。

カメと言えばカミツキガメにも遭遇。
「ここカミツキガメいそうだよね~。」と話しながら水辺を歩いていると本当に泳いでいるのが見えて驚愕しました。そのそばには産卵床を守るバスの姿も…。
写真は僕が帰国した後、現地に残った友人が捕獲した個体。


昼食をとったチャイニーズビュッフェではキャットフィッシュ(チャネルとは限らないけど)のフライ や


 茹でたアメリカザリガニが。
キャットフィッシュは美味いがザリガニは…。

意外にもなかなか姿を見せなかったのがブルーギル。
同行者がルアーで釣った個体。

巨大なぬいぐるみも販売されるなど、愛されてます。 

ブルーギルによく似ているけどもっと鮮やかで、鰓の後縁が伸長するロングイヤード・サンフィッシュ。


日本各地で見つかっているスポッテッドガーに、 

アリゲーターガーももちろんネイティブ!

それから…
アライグマも多数目撃。主にD.O.Rで…。
これは悲しいですね。


やはり生物は本来の生息地で、あるべき姿を見るのが気持ちいいですね。
そういえば、現地の人に「これは日本にもいるぞ」と言った時の驚いた表情が印象的でした。