2014年1月15日水曜日

コンビクトシクリッド (Amatitlania nigrofasciata)

魚類
原産地:中米
捕獲難易度:★★☆☆☆


コンビクトシクリッド(コンヴィクトシクリッドと表記されることも)は中米原産のいわゆるアメリカンシクリッドの一種である。

安価かつ丈夫で、一時期は観賞魚としてある程度の人気を誇っていた。

過去形で書いたことから察しが付くと思うが、近頃は観賞魚店でもあまり見かけなくなった。

だが、沖縄の限られた水系では未だにその顔を安定して拝めてしまう。
残念ながら。



原種は薄紺の地に暗色の帯が走った特徴的な体色なので、在来の淡水魚と見間違うことはない。


当時まだ十代。沖縄に住み始めたばかりの頃、那覇市内の水路でこの魚を見たときは「海水魚!?」と思ってしまった。

また、さらに初見の者を困惑させる白変個体も一定数存在している。



こちらは「ピンクシクリッド」と呼ばれている。
いかにも観賞魚ルートで侵入しましたいう感じである。

狭い水路であればタモ網で追い込み、広大なポイントであれば投網やもんどりなどのトラップで捕獲できる。

ただし、立ち入りと採集に許可が必要な場所もあるので注意が必要だ。

個体数は基本的にそこまで少なくないが、分布が局所的であることと厳冬後は大きく減少することがネックとなる。


ちなみに僕は捕獲した個体を飼育したことがあるのだが、同居魚を攻撃しまくって手を焼いた。
というか即刻隔離せざるを得なくなった。
観賞魚として人気がなくなった原因もこの辺にあるのかも。

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